2008年02月29日

慢性関節リウマチ 基礎療法

慢性関節リウマチの治療方法は、基礎療法、薬物療法、リハビリテーション療法、手術療法と大きく4つに分類されます。

4つの治療法の中で、土台となるのが基礎療法になります。
患者さん自身が毎日の生活をどのように送るべきかという基本的な療法です。

まず自分の病気を正しく知ることです。
慢性関節リウマチは、一人ひとり症状も病気の進行も異なります。
自分のリウマチの性格を知って、どういう生活を心がければいいのかを理解することが大切です。

また、リウマチには「だるい」「疲れやすい」などの全身症状があることを、周囲の人々にも理解してもらうことも大切です。

次に適度な運動と安静が必要です。
慢性関節リウマチの場合、関節が痛いからといってまったく動かずにいると、関節が固まってしまい、かえって日常生活に支障が出てしまいます。

そのため、適度な運動を毎日することが大切になります。
ただし、関節に腫れがあるときや、発熱などの症状があるときは安静が必要となります。
運動と安静のバランスを考え、お医者さんや理学療法士と相談しながら行なう必要があります。

次にバランスの良い食生活を心がけましょう。
慢性関節リウマチだからという理由で、食べていけないものはありませんが、肥満は下肢の負担になるため、過食は避け、標準体重を守ることが大切です。

次に冷えや湿度にも注意を払いましょう。
体が冷えたり湿度が高くなったりすると、リウマチを悪化させることがあります。

入浴は体を温め、血液の循環をよくし関節の痛みも軽減されますが、入浴後に体を冷やさないよう、水気を残さずしっかりと拭くことが大切です。

ニックネーム リウマチ at 10:43| Comment(12) | TrackBack(0) | リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

若年性関節リウマチ

若年性関節リウマチは多彩な症状を示すことがあるため、大人の関節リウマチとは区別されています。

患者が小児である場合、以下の点について大人の関節リウマチとは異なります。


●小児に使用できる薬が限られているため、リウマチの活動性を抑えるのが困難になります。

●若年性関節リウマチは全身性の炎症のため、いろいろな成長障害が起こります。

 身長について言えば、リウマチの活動性が続いている期間が長いほど標準と比べて身長が低くなっています。
 特にステロイドには身長の伸びを抑える作用があるため、ステロイドを使用すると低身長の傾向が著しくなります。
 また関節運動が行ないづらく、骨の成長に障害を及ぼすことがあります。 
 このように小児は成長の過程にあるため、慢性の病気が起こると成長が障害されてしまいます。

●小児期では痛みを伴うリハビリテーションなどには協力してもらえず、運動療法が難しくなります。
 遊びの中に組み込んで、楽しくできる工夫が必要になります。

このほか、学校生活との両立や、進学・就職といった問題にも向き合っていかなくてはいけません。

長い目で見た治療プログラムに沿っての生活が必要ですが、病気があっても、自分なりに納得して人生を前向きに生きられるよう、周囲がサポートしていくことも大切です。
同じ病気の子どもを持つ親の方々の会(「あすなろ会」があります)に参加して、情報交換するのも、子どもを支える上での励みになると思います。
ニックネーム リウマチ at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月27日

関節リウマチは女性に多い

関節リウマチの患者さんのうち、およそ80%が女性です。
全国で70万人と言われる患者さんのうちの80%ですから、女性としては不安をあおられるような数ですよね。

なぜ女性に多く発病するのでしょうか。

実は関節リウマチに限らず、膠原病の代表格である「全身性エリテマトーデス」などを含む自己免疫疾患の多くが、男性より女性に多くみられるのです。

その理由については、女性ホルモンと妊娠・出産の影響が指摘されています。
女性ホルモンの中には、プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)など自己免疫反応を高める働きをするものがあります。
また、妊娠・出産をスムーズにするために、男性より免疫機構が複雑になっています。

例えば妊娠中は、胎児を異物と見なさないようにするため、ステロイドホルモンの産生が増えて免疫の働きが抑制されます。

妊娠期間中に関節リウマチの症状が軽くなり、出産後に症状が悪化する事例がよくあるのは、このためです。

また、出産後に免疫の抑制が解除され、一時的に免疫の働きが高まり、その際に自己免疫疾患が起こりやすいと言われています。

このように、女性ホルモンの性質や、複雑に免疫機構が働く中で、自己免疫疾患が入り込むすきも多くなってしまうのかもしれません。

リウマチ性疾患のなかには関節リウマチと症状のよく似た「痛風」があります。
風が吹いても痛い、と言われるほどの激痛が走る病気ですが、こちらは圧倒的に男性に多いそうです。
ニックネーム リウマチ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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